私の仕事はウェブマーケティングに対応したWEBサイトを制作することです。
お客さまのヒアリングから置かれた環境を分析、ベストと思える企画を提案し、現実にWEBサイトに反映していきます。
この仕事はウェブマーケティングの実践に他なりません。
しかし、いままでウェブマーケティングを体系的に学習したことはありません。
経験と実践で多くの実績を積み重ねただけです。
一つくらいは資格というものを取得しておいても、いいかなと思い、このほどウェブ解析士資格を取得しました。
ウェブ解析士 はウェブマーケティング・デジタルマーケティングの基礎を体系的に学ぶことができる資格です。
本気で学習すれば、ウェブマーケティングのさまざまなことを学ぶことができます。
このページでは、ウェブ解析士の資格取得を目指す方の参考になるように、資格取得のためのテキスト・問題集の準備や効率的な学習方法を紹介したいと思います。
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もくじ
ウェブ解析士とは
ウェブ解析士 は、ウェブサイトやオンラインプラットフォームのデータを収集し、分析してビジネスやマーケティングの意思決定を支援する専門家です。
ウェブ解析ツールを使用してトラフィック、ユーザーの行動、コンバージョン率などの情報を詳細に調査し、これらのデータから有益な洞察を得る役割を果たします。
これにより、ウェブサイトやオンラインキャンペーンの効果を向上させたり、ユーザーエクスペリエンスを最適化したりすることが可能です。
簡単にいうとデジタルマーケティングの資格です。
この資格は一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が発行する民間資格です。
ウェブマーケティングやデジタルマーケティングのスキルを証明する資格は数多くあります。
以下のページが参考になるでしょう。
数が多いので、どの資格を選ぶかは悩みどころです。
私が、なぜウェブ解析士を選んだかというと…
お客さまが取得していたり、私に近い業種の方が持たれていたからです。
ウェブ解析士は2023年から試験の方式が変更となりました。(60問4択問題60分→50問4択問題120分)
自宅で受験可能なWEB試験です。テキストやノートなどの持ち込みが可能です。(ネット検索は不可)
2022年までは50%前後の合格率でしたが、2023年は90%を超える合格率です。
取得しやすい資格と言えるでしょう。
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ウェブ解析士取得方法
前述した一般社団法人ウェブ解析士協会の「ウェブ解析士とは 」のページを見ていただくとお分かりのように、ウェブ解析士取得には3つのステップがあります。
公式テキストを事前購入のうえ、予習
ウェブ解析士認定講座を受講(任意)
ウェブ解析士認定試験を受験
出典:ウェブ解析士とは
参加任意でウェブ解析士認定講座 が用意されていますが、私は時間と費用がもったいなく感じたので、受けていません。
このページで紹介するのは効率的な学習方法ですので、講座は受けない方法になります。
では、次から教科書等を選んでいきます。
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ウェブ解析士取得の準備
公式テキストを購入する
公式テキストの購入は必須です。
受験資格のひとつとなっています。
テキストはAmazonでも購入できます。
しかし、AmaonではKindle形式のデータかもしれないと思い、公式サイト で購入しました。PDF版です。PDFが取り扱いしやすいと思います。
実はAmazonのオンデマンド版も購入してみました。
21 x 2.79 x 27.9 cmの巨大な本です。
どうしても紙の本がいいという方は購入しても、よいでしょう。
巻末に索引がついていますので、用語の説明ページを見ることができます。
しかし、PDF版なら検索できますので、PDF版をオススメします。
試験時に検索も可能です。
なにより、オンデマンド版は価格がPDF版の2倍です。
ウェブ解析士認定試験公式問題集を購入する
公式問題集は試験条件ではありません。
しかし、効率の良い合格のためには、これがないと話になりません。
このページで紹介する学習方法には必須です。
ウェブ解析士認定試験公式問題集には、ブラウザ上で問題に解答できるWEBアプリがついています。
問題は本と同じですが、この特典も見逃せません。
ウェブ解析士取得の効率的学習
ここからが本題です。
私がウェブ解析士合格のために行った学習方法を紹介します。一発合格です。
- テキストに目をとおす
- 公式問題集を繰り返し演習する
- 苦手項目をノートにまとめる
- 公式問題集のWEBアプリで最終チェック
テキストに目をとおす
公式テキストはザッと読みます。
何を学習するかをおさえる程度でいいでしょう。
分量が多いので全て頭に入れるのは無理です。(無理だと思っておいていいでしょう)
公式問題集を繰り返し演習する
次に公式問題集を繰り返し解いていきます。
問題集には188問の問題があります
私の場合は、問題集を3周解きました。
問題集には解説が付いています。
「問題を解き」→「解説を読む」を188問×3周しました。
そうすると苦手な問題がハッキリと分かってきます。
その項目について公式テキストを確認しましょう。
苦手項目をノートにまとめる
苦手な問題や覚えられない・紛らわしい項目が分かったら、それをノートにまとめておきましょう。
ノートは試験中に参照できるので、便利です。
私の場合は以下の様な項目をノートにまとめました。
- 分析のステップ図
- 外部環境分析、内部環境分析、市場機会発見、差別化の特定、市場への展開、それぞれの分析フレームワーク
- オウンドメディアとペイドメディアの各指標の計算式
- Googleアナリティクスのパラメータ
- GA4とGTMの拡張機能
- メールマーケティングの指標の計算式
- 消費者行動モデル
- GA4の探索レーポートの種類
この手順で、合格の学力は満たせるはずです。
計算式についてはExcelのマクロにする方もいらっしゃるようです。
私は各指標の計算式を一覧できるようにまとめただけです。
計算式がまとめてあれば、電卓をたたいて解ける問題がほとんどなので、計算問題は確実に解けます。
本試験では計算問題が3問くらいはありました。
ウェブ解析士認定試験公式問題集のWEBアプリで最終チェック
あとは試験になれることです。
試験の直前に公式問題集のWEBアプリを解いて自信をつけます。
ここでは、2時間という時間を計って50問ずつ解く練習をしましょう。
問題は188問ありますので、最低でも3回はできますね。
これで、万全です。
188問全問回答すると合否判定が出ます。
WEBアプリでは80%以上の正解で合格判定となります。
私の場合は91.6%正解でした。
問題集を3回も繰り返せば、こんなものだと思います。
ウェブ解析士合格基準
ウェブ解析士合格基準は公開されていません。
2017年に取得した方のブログでは70%以上が合格ラインと書いてある記事もありますが、2023年に問題が変わって以降は分かりません。
ちなみに私の合格点は86点でした。
推測すると80点以上(10問まで間違えられる)は合格でしょう。70点以上も合格かもしれませんが確認できません。
そこで、当ページでの合格基準を上げておきましょう。
ウェブ解析士認定試験公式問題集のWEBアプリで90%以上取ることです。
私の経験上、本試験では公式問題集の得点より5〜10%程度は得点がダウンします。
要因はいくつかあります。
- 紛らわしい問題が多い
- 問題文が長いので、時間が足りなくなる恐れ
しかし、公式問題集のWEBアプリで90%以上正解できれば、問題無く本試験を通過できるのではないでしょうか?(一応「?」マーク付けておきます)
ウェブ解析士試験で注意すること
このページでは、ウェブ解析士認定試験公式問題集を基準として考えています。
しかし、本試験は公式問題集と全く同じではありません。
私の場合は時間が少し足りないと感じました。
試験時間が残り30分を切ったときに10問以上の未回答問題が残っていました。
本試験は紛らわしい問題が多い印象ですので、一問一問に時間をかけすぎてしまったようです。
本試験の問題は紛らわしい問題にチェックを入れることができますので、過度に時間をかけず、全て問題を解いた後に、見直しをする方が良いでしょう。
紛らわしい問題はチェックを入れておきましょう。
まとめ
大事なことは、ただ一つです。
ウェブ解析士認定試験公式問題集を繰り返し解くことです。
繰り返しは3回を目安に頑張ってください。
1日2時間程度の学習時間だと2〜3ヶ月かかってしまうかもしれませんが、合格することが第一です。焦らず頑張りましょう。
ウェブ解析士の資格はウェブマーケティングに必要な知識を幅広く体系立てて学ぶことができます。
学んだ内容は基本ですので、資格取得後は仕事で実践するのみです。
特に顧客分析や競合分析においては、則、仕事に使えると思いました。
このページを読んでいただいた方は、合格がイメージできたと信じます。
あとは申し込むだけです。
2023年時点の受験料は17,600円(税込)です。