一昔前から、ブログは手軽な情報発信を可能とする手段でした。
そのため、企業までもが、その利用を真剣に考え実践してきました。
私が趣味的な内容をインターネットに公開するようになったのは1999年7月のことです。
まだ、ブログはなくホームページを公開する形式で、カスタマーとのやりとりはperlで組まれた掲示板を使っていました。
それでも、ネット上での交流は楽しい思い出です。
その後、ブログツールが開発されたり、多くのブログサービスが生まれたことから、ブログは市民権を得てきました。
WordPressがブログツールとしてリリースされたのは2003年で、WordPressの果たした役割も大きいと思います。
私がWordPressを知ったのは2009年ごろ。
すでに2.7バージョンになっていました。
それ以来、WordPressとブログを結びつけて、その動向に注目しています。
このページでは、ブログが果たす役割と、構築方法に触れてみたいと思います。
【PR】「Theme3」では、企業サイトのWordPressテーマに「 ワードプレステーマTCD 」をオススメしています。
WordPressテーマ「GENESIS」の詳細をTCDのページで見る
ブロックエディタ対応
カスタム投稿タイプ「お知らせ」「サービス(事業案内)」
SEO機能(metaタグ、OGP、高速化)他、機能多数。
ご購入は以下のバナーリンクページの購入ボタンをクリックしてください。
ブログが果たす役割
現在、「ブログ」と聞くと、私は2つの役割を思い浮かべます。
一つはコンテンツマーケティングの実践ともう一つはアフィリエイトです。
この2つは企業(組織)が利用する場合と個人が利用する場合と分類することもできます。
それぞれの見方でブログの有効性を考えてみます。
企業ブログ
私は、仕事でサイトを構築する場合、かならずブログの組込を検討します。
なぜなら、コンテンツマーケティングを実践する上で、無くてはならないツールだと思うからです。
極端ではありますが、有料広告をのぞくと、「集客=ブログ」と考えています。
コンテンツマーケティング
ユーザーに価値あるコンテンツを配信することで、見込み顧客を獲得するマーケティング手法をいいます。
コカ・コーラが2010年ごろから展開している「飲み物ではなく読み物を売る」マーケティング戦略は、あまりにも有名です。
コンテンツマーケティングはファンを増やす手法とされ、地道なコンテンツ制作が必要であるものの、現在でも効果的なマーケティング手法の一つとなっています。
コカ・コーラのマーケティング戦略については、以下のプレス・リリースから2013年当時の状況がうかがえます。
企業サイトを制作する際、企業理念、サービスや技術をまとめるだけで、かなりのページ数を要します。
さらに、企業サイトにおいては、他社と比較した場合の独自性や優位性をつまびらかにしていくことが、主なテーマであるため、表現の独自性も求められます。
この部分が制作コストを圧迫して、本当に必要な部分が欠落することが多いのが実状です。
そんな際に、ブログが重宝します。
ブログは、社内スタッフのことばで、あるいは動画で、生のサービス・技術・考え方を公開するのに役立ちます。
飾り気のない情報こそが、本物です。
その他の手法としては、ユーザー(顧客)に寄り添う情報を発信し続けることも重要です。この場合はサービスに関連しない事柄の方がユーザーとの障壁を取り去るのに役立ちます。
そのような真の情報に顧客は惹きつけられていくでしょう。
まさに、マーケティングの理想的な、あり方だと思います。
ただし、社内でコンテンツを作る体制を整える必要があるため、ブログがあったとしても機能しなくなってしまうことが多いのも実状です。
私としては、ブログの機能を「コラム」として活用し、必要な情報を生の言葉で伝える場と考えていただきたいと思います。
ブログとコラムは同じものです。
しかし、コラムの場合は古くから紙媒体でも使われているので、記事数が少なくても許容できる印象があります。
ブログと銘打った場合は多くの記事があるのが当然と思われがちです。
ブログが実際に安定した集客効果を上げるためには、60〜100記事は必要だといわれています。
しかし、数少ない記事でもコラムとして重要な情報を公開し、周知していくことは、サイトをデザイン性で飾ることよりも重要です。
- 新たなファン層を獲得するため、ユーザーとの対話を念頭においたコンテンツマーケティングを実践しましょう。
- ユーザーが共感する情報は、貴社(貴店)の商品やサービスとは別のものであることが大半であることを念頭におきましょう。
- ブログによるブランドの向上を目指しましょう。
- ブログはインフォメーションとは異なります。内容のある情報を公開していきましょう。
- ブログ機能はコラムを公開する場としても活用できます。
- 現在では、ブログだけでなくSNSでのコンテンツ配信も重要です。
個人ブログ
私の思い込みかもしれませんが、個人ブログのほとんどがアフィリエイトを目的としているようです。
中には本当に面白い内容や趣味のブログもあります。
私は柴犬が大好きなので、柴犬のブログが大好きです。
スポーツもいいですね。
腕度計のブログにもハマってしまいました。
しかし、そんなブログでもGoogleの広告はだいたい貼ってあります。
また、SEOやらGoogleアドセンスやらのノウハウ公開が多すぎるようです。
このような状況では、ブログの権威も失墜していくのではないかと思います。
かくいう、当ブログも一部ページでアフィリエイト商材を扱っているのですが…
個人ブログは、そもそもアフィリエイトを目的としているのですから、前段階として集客が必須です。数限りないブログの中で、日に何万ものビューを獲得するのは並大抵のことではありません。
ほぼ不可能に近いと思います。
しかし、その中でもユーザーを惹きつけるブログも存在するのだと思います。
WEBディレクターという立場で考えると、とにかくユーザーのためになる内容の情報を発信し続けることが重要です。
アフィリエイトのノウハウも、求められているのですから有益な情報に違いありません。
ここからは私のブログ体験をお話しします。
現在、私はこのブログをのぞいて5つのブログを立ち上げています。
趣味のブログが3つ、ライフハックブログが1つ、会社のブログ(実は趣味のブログと変わらない内容)が1つの計5つです。
どれも、Google Adsenseの広告が貼ってあります。
収益化はAdsenseとAmazonなので、たいしたことはありません。
そんなブログライフで経験したことです。
もっともアクセスを集めたのは趣味のブログの一つです。
好きなアーティストの特集記事のブログです。
あるとき、本当に悲しい出来事なのですが、アーティストが亡くなってしまいました。
その日のページビューは2万を超え、過去最高に達しました。
一日に万単位でPVを獲得するとブログの景色が違って見えます。
しかし、そんなことは2度と起こらず、その年を境にアクセスは減り続けています。
また、ペットのブログで起きたことは、本当に可愛い写真をアップした時、PVが急増。
しかし、またも一過性のアクセス増加に過ぎず、ページビュー数は激減しています。
これがバズるという現象なのです。
ブログを始めた当初(7年前)は、記事をアップすればアップした記事に確かな反応がありました。
しかし、最近では全くといっていいほど、アクセスの増加が見られません。
私がアップしているようなブログではアクセスが集められないというわけです。
- ユーザーに有益な情報を発信しよう。
- アフィリエイト目的だと1日に万単位のPVが目標です。
- PVを気にせず書きつづけられる内容を見つけることも重要です。
【PR】「Theme3」では、企業サイトのWordPressテーマに「 ワードプレステーマTCD 」をオススメしています。
WordPressテーマ「SOLARIS」の詳細をTCDのページで見る
レスポンシブ対応
カスタム投稿タイプ「お知らせ」「企業情報」「サービス」「プロジェクト」
高速化設定(絵文字読み込み・コード最適化)他、機能多数。
ご購入は以下のバナーリンクページの購入ボタンをクリックしてください。
ブログの構築方法
WordPressの出現によって、ブログはWordPressテーマで簡単に作ることが出来るようになりました。
個人も企業も同じインターネットのフィールドで情報を発信できます。
しかし、企業はブランドを背負っています。
ブランド力の向上が期待できないようでは、やる意味がありません。
その点、個人のブログよりハードルが高いと言えるかもしれません。
さらに、個人の方がノウハウの吸収に貪欲な傾向がありますので、企業ブログは生半可な体制では、続けられないのではないかと思います。
しかし、先にも述べたようにコンテンツマーケティングを成功させれば新たな顧客の獲得に近づきます。
積極的なブログ活用にトライしても良いのではないでしょうか?
では企業ブログ、個人ブログに分けて構築方法をご説明いたします。
企業ブログ
企業ブログを構築する場合、目的はブランド力の向上とファン層の獲得を目指すべきです。
その場合、どのようなブログがいいのでしょうか?
2つの方向性があると思います。
- コーポレートサイト内のブログとして開設する
- ブログをオウンドメディアとして独立させる
①のブログの場合、コーポレートサイトにCMSを組込みます。
その際、CMSは何を採用するのがいいか、迷うかもしれません。
コストパフォーマンスならば、断然WordPressをオススメしますが、セキュリティ的には若干不安を抱かれるかもしれません。
私はWordPressをオススメしますが、DrupalやMovable Type等のCMSも選択肢の一つになると思います。
CMSの決定は、社内で保守運用が可能かどうか、コストパフォーマンス等、十分な検討が必要です。
②のオウンドメディアを作成する場合はSEO強化は必須です。WordPressサイトが良いでしょう。構築手法の一つの手段としてはワードプレスTCDのテーマも良いと思います。
ワードプレスTCDではメディア用のテーマを複数用意しています。
WordPressテーマ「ROCK」も選択肢のひとつでしょう。
「ROCK」を使用したオウンドメディアの実例としては以下のサイトがあります。
個人ブログ
個人ブログの場合、たとえアフィリエイト目的だとしても、構築方法はいくらでもあります。
何が優れているとかは特にないので、私が使用したことのあるブログテーマをピックアップしてみましょう。
どれを選んでも結果に大きな違いはないと思います。
とにかく優れたブログテーマがたくさんあります。
無料ブログ
無料ブログでは以下が優れていると思います。
Simplicity | 私の個人ブログのほとんどがこのテーマで作成されています。 とてもシンプルです。 |
Cocoon | Simplicityの後継テーマです。デザイン性が好きになれず、Simplicityに近くなるようにカスタマイズして使用しています。 |
Xeory | バズ部が提供する無料ブログテーマ。 弊社のサービスブログに使っています。 スマホのナビゲーションが古い気がします。 |
有料ブログ
以下の有料ブログを使用しています。
STORK19 | このブログのテーマがSTORK19です。 柔らかくもなく、シャープでもなく、ちょうど良い感じがすきです。 |
Jin | Jinは女性向けでいいデザインのものがあります。 CARATがそれです。これを男性向けにカスタマイズして使ってみたいです。 |
SANGO | フワフワした感じのデザイン性です。 実はJinにしてもSANGOにしてもSTORK19と見た目は大差ありません。しかし、JinもSANGOもSTORK19より機能が豊富です。 |
AFFINGER | デザイン的には最もすきなテーマです。 Stingerのころからのファンです。 |
swell | 上記で紹介した4つのブログのデザイン性とは異なるテーマです。 デザインバランスが悪い気がします。 |
上記に私が使用したことのあるテーマをピックアップしました。
どれもいいテーマだと思います。
しかし、これが一番といったことは言えないです。
選択の決め手は好きか嫌いかでいいのではないでしょうか。
以上のように選択肢はいくらでもあります。
個人ブログは楽しいですね。
【PR】「Theme3」では、企業サイトのWordPressテーマに「 ワードプレステーマTCD 」をオススメしています。
WordPressテーマ「GENESIS」の詳細をTCDのページで見る
ブロックエディタ対応
カスタム投稿タイプ「お知らせ」「サービス(事業案内)」
SEO機能(metaタグ、OGP、高速化)他、機能多数。
ご購入は以下のバナーリンクページの購入ボタンをクリックしてください。
まとめ
ブログについて企業、個人と分けて考えてみました。
個人ブログに関してデザイン性を考えると、どのテーマも言いたくなることがあるのですが、機能としては十分です。
これほど選択肢があることがWordPressの素晴らしさです。
とにかく気にいった方法でブログを立ち上げてみましょう。
企業の選択肢は狭い気がします。
どうやって、個人のブログと戦うかが肝です。
しかし、企業には個人のブログと戦うという意識はないかもしれません。
現実を見てみれば、個人のブログは強力だと分かるでしょう。