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WordPressの親テーマ更新機能が反映されない場合の原因と対処方法

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9月末にはステマ規制対応のテーマ更新が続きました。

そのなかで、どうしてもステマ対応機能が追加されないテーマがありました。

原因が分からず販売元に問い合わせして、やっと解決したのですが、単純なケアレスミスでした。

原因は子テーマを使ってphpファイルをカスタマイズしていたからです。

私はそのことをうっかり忘れていたのです。

このミスはけっこう陥りやすいと思いますので、このページで対処方法を含めてまとめておくことにします。

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親テーマの変更が反映されない原因

親テーマと子テーマの関係

図示のように子テーマを利用していた場合、必須ファイルの「functions.php」「style.css」以外で親テーマと子テーマで重複しているファイルは「single.php」です。

この場合、子テーマを有効化すると子テーマの「single.php」が優先されます。

そのため、親テーマが「single.php」に加えた変更は親テーマをアップデートしても反映されません。

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子テーマのデメリット

子テーマを作成すると親テーマの機能を引き継いだまま、細部をカスタマイズすることができます。

具体的には以下のページが参考になります。

WordPressのテーマ更新が反映されない事象は、実は上記のカスタマイズによって発生したものでした。

ステマ規制対応の機能追加は親テーマの「single.php」の変更によるものだったのです。

このように子テーマでのカスタマイズは親テーマの機能追加を反映できないケースがあるというデメリットがあるのです。

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親テーマが変更された場合の確認方法

以上の様な事象を回避するためには、以下の手順で確認を行うことをオススメします。

STEP

親テーマの更新

STEP

更新機能が反映されない場合

STEP

子テーマのphpファイルと親テーマのphpファイルを比較

STEP

子テーマのphpファイルに独自に加えた変更以外に修正があった場合

STEP

親テーマのphpファイルをコピーし、再度、独自の変更を加え、子テーマにアップロード

STEP3で行う子テーマと親テーマの比較はメンドウなので、更新が反映されないと分かった場合のみでいいと思います。

では、どのように子テーマと親テーマのファイル比較を行えばいいでしょうか?

Macの差分ツール

私はMacユーザーですので、Macでのテキスト比較方法を紹介します。

私は差分ツール兼、テキストツールとして「JeditΩ」を使用しています。

「JeditΩ」はワープロ機能以外にも様々な機能があって、「書類比較」もできます。

実際にJIN:Rの親テーマと子テーマで「single.php」を比較すると以下のような画面です。

一目で変更を確認できます。

差分ツールの表示

このように自分で修正していない変更があった場合は親テーマのファイルに再度修正を追加します。

Windowsの差分ツール

Windowsの場合の差分ツールも数多くリリースされているようです。

以下のページをご参照ください。

申し訳ありませんが使用したことがないので、どれが良いかはテストをお願いします。

まとめ

以上、WordPressの親テーマ更新機能が反映されない場合の原因と対策を紹介しました。

子テーマを使っている場合は、まず子テーマにあるphpファイルを確認してください。

子テーマは、便利な一方親テーマの更新の際には確認作業が必要です。

時には親テーマの更新によって、画面が崩れたり、表示できない場合もあるので、注意が必要です。

子テーマによる機能追加にはリスクもあります。

その点を踏まえておいてください。

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lin記事を書いている人
はじめまして。「lin」です。クリエイティブディレクター兼グラフィックデザイナーとして活動しています。おかげさまで、キャリア25年以上になりました。「Theme3」は、私が企画デザイン事務所スラッシュディーの仕事で得たノウハウを公開します。
※以下は私が活動している企業情報にリンクしています。